加味逍遥散から、柴胡剤に入りました。
柴胡剤(さいこざい)は、とてもたくさんあるんですよ。
和解剤と言われています。
「初学者のための漢方入門によれば、病位が半表半裏(体表と臓腑の間)にある場合に、和解の薬を用いて、病邪を調和させて除くとあります。
病邪が体表にあれば発汗法を用い、裏(臓腑)にあれば嘔吐させたり、下剤で出したりしますが、その間が半表半裏ですね。
すごいですよね!漢方
病気を和解させるという考え方。病気の位置を診断すること。
いつも素晴らしいと思います。
漢方を作った方は気が見えたんだと思いますよ。
気診では、季肋部(肋骨の下)が硬くなっているという気の異常反応が捉えられた場合に、この柴胡剤を使います。
胸脇苦満(きょうきょうくまん)があると言います。
右季肋部ですと肝に反応があるとみて、この柴胡剤が必要なことが多いです。
補中益気湯は風邪(ふうじゃ)があって、胸脇苦満があって、手足がとってもだるい時に合いますね。
補中益気湯は私が夏バテをした時の緊急時によくお世話になりました。
だるくてだるくて横になりたくなるくらいの状態の時、補中益気湯を小さじ半分位お湯に溶かして飲んだのですね。
そうしましたら、あっと言う間にしゃきっとしてビックリしました。
空気の抜けた人形に空気がいっぱい入ったみたいな感じでした。
手足がだるい、横になりたいなんて時はエネルギー不足。
ただし少陽病=つまり陽症ですね。もっと病が深い時は合いませんのでご注意ください。
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