不安定な天気ですね。暑かったと思うとひんやり冷えて、体調管理が難しいです。
感情の問題はまた難しいですね。怒っている方に余計なことを言うと火に油を注いでしまいます。そこで冷静になって頂くことをお話しています。
東洋医学では怒りは「肝」に影響します。実際気診講座で怒ったことを思い出して頂くだけで、身体が緊張し、足元が冷えるという体験をします。「肝気鬱血(かんきうっけつ)」ですね。
そこで「怒ると自分の身体が硬くなりますよ」というお話をしてまずはちょっと冷静になって頂きます。それから順番にお話を伺い、現状がどうで、どんなふうに考えたらよくて、どんな方法があるか一緒に考えていきます。
たいていは「そんなことできない」とか「私さえ我慢すれば」とかそういうことをおっしゃいます。そうご自身で枠を決めて、ご自身で選択していることに気付いて頂きます。
怒りは少し治まり、現状をどうしようかとか、別のところで発散しようかとか頭の切り替えができるようになるのです。
頭に上った血が少し降りてきて、気の状態はよくなっていきます。