東京は急に静かになったのですが、台風の目に入ったのでしょうか?晴れ間ものぞいています。台風の進路の皆様お気をつけくださいね。
先日人生初の眼鏡を作りました。毎月気診の診療を見学に来て下さる眼科の女医さんの所で診て頂きました。目はきれいで視力もよいので、小さい文字を見るときだけの眼鏡で大丈夫でした。視力だけじゃなく色々調べて頂けたのでよかったです!
処方箋を出して頂き、眼鏡屋さんへ。その時の発見!!眼鏡のフレームや色によって、首から背中の楽になり方が違うんです。目頭や眉頭は膀胱の経絡が通っています。眼鏡によって膀胱経のラインの首や背中が弛んだり、硬くなったり。眼鏡もしっかり体で感じて選んだ方がよいですね!!
さて天クリニックでは、気診+養生法指導+漢方が基本です。漢方は気診で選びます。
気の状態に合わせて、漢方を選んでいくのですが、同じ種類の漢方がいくつかありますので、その中のどれかを選択していきます。先日は噛みしめていて、肩こりがあり、さらに汗が止まらず、汗が出るとじんましんが出てしまうという方が見えました。噛みしめを改善したらよくなるかもと思い、いらっしゃるんですね。
気を診るとまずは肝の反応が強いことがわかりました。噛みしめているとたいていが硬くなり、自律神経のバランスが崩れているようです。そのため汗がたくさんでるのでしょうね。肝の反応があるときは柴胡剤です。柴胡剤はとってもたくさんあるんです。この方の場合は加味逍遥散でした。
次に強い反応は水毒、胃のあたりに水はけの悪さがありました。利水剤を合わせます。胸のあたりに気滞もあり六君子湯が合いました。
最後に気をスキャンすると、腎、膀胱に反応が残ります。この場合補腎の必要があるとみます。つまり水を回す力が足りないのですね。
この3つを手に載せると気の異常反応はすべて取れました。顎も身体もリラックスしています。
「どうですか?」と伺うと
「とっても楽です!嘘みたい」というお返事。
飲む前に効果のあることを実感できるのですね。
持っただけで効くのですから飲む量は少量でOKです。加味逍遥散1つまみ、六君子湯1/5包む(0.5g)、六味丸1つまみ。1日量です。
漢方ってすごいと感じる日々です!!