前回書きました腎虚は、身体の根本の問題でした。
今回は身体の周囲の問題です。
特に冬に気をつけないといけないことは、「風邪(ふうじゃ)にくっつかれないこと」です!!
風邪(かぜ)を引く前、疲れたり冷えたり、食べ過ぎたり寝不足だったりしていませんか?
風邪(ふうじゃ)は毎日毎時間、体にくっついたり離れたりしています。
普通元気な時はくしゃみをしたり、温めたり、温かいものを飲んだりすればふうじゃは吹き飛んでしまうのですが、ご自身に吹き飛ばす力がないとふうじゃがくっついて取れなくなってしまいます。
そしてさらに弱ってると身体の中に入られます。
そこで風邪を引いた!になってしまいます。
ですから風邪を引く手前、ふうじゃが付いた時に早急に気づいてそれを吹き飛ばすことが肝心なのです。
ちょっと首が凝る、手足が冷える、頭が重い、背中が張る、腰が痛い・・・それらはすべてふうじゃのサインです。
そこを見逃さず、葛湯や生姜湯を飲む、お風呂でゆっくり温まる、湯たんぽを当てる、呼吸法をする、顎ゆるマッサージをいつもより多くする・・・こんな養生をしてみてください。
楽になるまでちょいちょい続けることが大切です!!
ふうじゃは根本でなく、身体の周辺のお話です。
身体のまわりの気にふうじゃがつかないように毎日自己調身することがとても重要なのです。
ふうじゃに取りつかれないように、そして根本の「腎」を落とさないように養生して年末年始をお過ごしくださいね!!