自然療法研究所付属 八王子漢方クリニック

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乳がん闘病記⑨-治療方針【2】

(東京都墨田区 水元公園の空 By S.T)

H先生は、「昔はまず、手術をしていましたが、今は、術前に抗がん剤治療しても結果は変わらない事がわかっています。高石さんの場合は、局所の腫瘍を縮小させる目的よりも、検査ではわからない血液中に存在する微小ながん細胞を叩くために、術前に抗がん剤投与を行いたいと思います。血液中に存在するがん細胞が、転移をおこしますので、そのリスクを先に叩きます。」とおっしゃいました。

私は、すぐ、手術だと思っていたので、まず、抗がん剤!?って言うか、私、抗がん剤しなきゃいけないのか、、と思いました。

さらに、H先生は、「抗がん剤は、普通、原発巣に関しては、増殖力が強いタイプのがんに効果が出やすいので、今ある乳房の腫瘍が小さくならなくても、あまり気にしないでください。腫瘍が大きくなってきたら、薬があっていないので、変えますが、現状維持であれば、続けますので。とにかく、原発巣の腫瘍は、手術で取るので大丈夫です。」とおっしゃいました。

治療方針としては、術前に2種類の抗がん剤を、3週間毎に、4クール×2=8クール。後半の4クールは、分子標的治療薬も混合投与。終了後、右乳房全摘手術。リンパ節に転移がある場合は、切除後、放射線治療検討。その後、分子標的治療薬を3週間毎に14回投与。その後、ホルモン治療5年又は10年服用。

まさにフル治療、、(涙)。最後の分子標的治療投与終了時点で約1年半。それから、ホルモン治療がそんなに長く、、(涙)

私は、治療方針を聞いて、抗がん剤、手術、放射線は良いけれど、リンパ節切除とホルモン治療は、したくないなあ、、、この2つが無くなれば良いなあ、と密かに思っていました。

普通は、抗がん剤と手術を嫌がる方のほうが、多いと思いますが、私は、身体的には、乳房より、リンパ節の方が重要に思えたし、長期に服用するホルモン剤の副作用と何年も共存する自信がなかったのです。抗がん剤の方が、全身に副作用が出ても短期間なら、代替治療等で身体を上げていけば、気持ちも維持できるだろうと。

性格的にも長期戦より短期戦に燃えるタイプですので(笑)

とはいえ、私は、H先生に絶対の信頼をよせていたので、この先生のおっしゃる治療に全面的に従って、頑張って治すぞ!と思いました。

(治療方針→終わり)

(乳がん闘病記→つづく)

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