前回から少し時を戻して、気診に出会った時のこと。
ちょうど勤務していた歯科医院を辞めることになっていたので今しかない!と短期間小田先生のクリニックのある兵庫県に滞在して気診を習いたいと思ったのです。
確信があったわけではありません。でも本当に気が存在して、その気の異常を患者さんに触れることなく捉え診断することができたら、それはすごいことだと思ったのです。
例えば歯が痛いという患者さんがいて、「この歯です!」と言われたとしても違う場合もあるわけです。神経が繋がっているために原因は別の歯という場合もあります。
気診が本物なら特定ができるわけです。
短期集中で加古川の師匠の元で見学させて頂くことと致しました。
その約半年間が私の人生を大きく変えることになります。
そして気診は私が考えていた想像をはるかに超える可能性を持っていることに気づくのは、それから数年経ってからだと思います。
歯という部分をみるのではなく、身体のまわりに広がるエネルギー体までも捉えるものでした。
東洋医学は宇宙を大宇宙、人の身体のまわりに広がるエネルギーを小宇宙と呼びます。
私はその小宇宙を扱うことになっていくのです。