(映画『戦場に架ける橋』の舞台; タイ カンチャナブリの空 By S.T)
気診ブログの読者の皆さん、こんにちは。
「気診の学校」で1年生の講師をさせていただいていたさおりと申します。
「気診の学校」は2015年から始まりましたが、その前に、初級講座を2012年からやらせていただいていたので、10年くらい前から、「気診をやってみよう!」と思い立った方々と交流させていただいていたことになります。
もともとは小倉左羅先生の患者であったわたしが講師になるまで、そして、講座にまつわるエピソードなど綴ろうと思います。
まずはかなり遡る話から。
社会人として3年間、金融機関で会社員をしていたわたしは、ふとしたきっかけから会社をやめ、出版業界で働くことになりました。もともとやりたい仕事でしたので、とにかく全力投球! 同世代の仲間に囲まれ、寝る間も惜しんで仕事や飲み会にいそしんでいたのです。
それがたたったのでしょう、30代半ばにもなると体調が悪くなり、とうとう疲れが抜けないようになりました。慢性疲労症候群のような症状です。
あちこちの病院にかかりましたが、原因は分かりませんでした。東洋医学的な治療も試みましたが、回復には向かいません。治る手だてが見つからないので、なるべく歩かない工夫をしながら仕事を続けていました。なにせ、5分も歩くと疲れきってへなへなと座り込んでしまうのです。次の一歩を踏み出すには、しばしの休憩と気合いが必要でした。
(東京都千代田区からみた都会の空 By S.T)
(つづく)