「西洋の論理(量子論)と東洋の直観(神秘思想)の統合こそが、来るべき新しい物心一元論の東洋文明への道である」
岸根先生はそのように書いておられます。よりよい方向にいくために道も示してくださっています。さらに読み進めていきます。
「西洋の自然観」(宇宙観)は「ニュートン力学の宇宙モデル」を基盤としている。・・・「空間は三次元であり、しかもそれは常に静止している不変の絶対空間である」と考えられてきた。
「時間もまた、その絶対空間を過去から現在まを経て未来に向けて無限に流れる絶対時間である」と考えられてきた。・・・
ニュートンモデルでは「空間と時間と物質は区別され、その物質は不可分な粒子からなる剛的で静的なものであり、しかもそれらの粒子間に働く力は粒子の室料と粒子間の距離で決まる引力である」と考えられてきた。・・・「すべての物理現象を、引力によって引き起こされる質点の空間的な運動に還元する」ことになっている。・・・
デカルトの「物心二元論」の「自我の哲学」であり、それによって「宇宙は人間とは全く別物の、心を持たない無機物の物体が集合した巨大な機械にすぎない」との宇宙観が生まれることになった。
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ところが100年も経たないうちに次々と「新しい物理学理論」が発見されニュートン力学には「限界」があることが明らかにされた。(量子論から科学する見えない心の世界 岸根卓郎著)
物事は常に変化していくのですね。気も測定できる日が近いかもしれませんね。