薬剤師であり、詩人の志田信男先生
気診の講座も受講して下さり、気診の応援団でもあります。
80代後半の先生が病を克服され、「詩と思想」9月号に投稿されましたので志田先生のご了解を得てご紹介致します。
人は一瞬一瞬 選択を迫られているー実存の旅路ー しだのぶお
人は一瞬一瞬
選択を迫られている
早朝目覚める
起きる 起きない
朝食べる たべない
出勤する 出勤しない
生活のためのルーティーン
選択の余地のないルーティーンでも
実は絶えず選択している
雲行きが怪しい
傘を持って出る 持って出ない
いや!これは軽い常備傘がある!
病気になればなおさらだ
医者に行く 行かない
医者を選ぶ 選ばない
放置する 放置しない
もし重病になったとする
必死の思いで放置する 放置しない
標準治療という不確かな治療をする しない
しない する しない
手術をする しない
抗がん剤治療をする しない
生死に直結する選択だ
QOLにかかわる選択だ
代替療法をやる やらない
併用する 併用しない
すべて己の手にある
医師のではない 己の手にだ
難問さ
しかし人生は選択せねばならぬ
右にするか 左にするか
己が定めて行動するのだ
テーバイに向うオイディプースのように
スフィンクスの謎に対面せねばならぬ
最善と信ずる道を選択し、歩み続けねばならぬ
有漏地から無漏地への道すがら
実存の光と闇の狭間を
手探りで歩まねばならないのだ
*有漏地(うろじ)-煩悩の多い迷いの世界
*有漏地から無漏地へ辿る一休
雨降られば降れ、風吹かば吹け (一休道歌)
さて来週は沖縄です。楽しんでまいります!
10月27日(金)は気診の学校1年生 スタートです。
どちらも募集中です!
台風がやってきますね。
どうぞご自愛くださいね!
ブログは来週末になります。
写真は北海道 撮影はmasaru fuji