十数年前、一般歯科医院で気診をしていた頃、中年の男性患者さんを拝見したら、足の冷えが気診できました。
「足冷えていらっしゃいますか?」と伺ったら
「何年も足先だけ冷たい」とのこと。
「ではちょっと口を開いて上下の歯と歯を離してみてください」
とお伝えしたら、その場でパッと足が温まりそれ以降足の冷えがなくなってしまったのです。
この体験から噛みしめがいかに全身に関わっていて、気の巡りを阻害しているのかと気づいたわけです。
この方はエネルギーが十分あったので、歯と歯を離すだけで足の冷えが改善しましたが、たいていの方は、エネルギー不足も同時にあるので、温めたり呼吸法をしたりと気を取り入れることも同時に必要です。
もちろん手の冷えと同様に、冷飲食は少なくして、呼吸、はくときは足に流れるイメージ。
足先は中心から一番遠いので、足先だけ気が足りない方が多いです。
さらに鍼灸やトリートメントを受けたり、歩くとかストレッチなど軽い運動も有効です!
ご自分にあう方法を見つけてくださいね。
(昭和記念公園の梅ー春の便りを患者さんが送って下さいました)