先日日本経済人懇話会の講師は、恩賜財団済生会理事長の炭谷茂先生でした。どんなお話が聞けるのか楽しみでした。先生は環境事務次官を3年半もされたそうです。
先生のお話は想像をはるかに超えた素晴らしいものでした。
環境福祉
環境と福祉は実はとても密接につながっている。
まずは、ひきこもりの子供たちに月に1度自然にふれる機会を作ったら皆変わったというお話から、子供のころから自然と触れることが多い子供たちは、正義感が強く、奉仕の精神が高いと統計で出ているそうです。
両面から考えた環境福祉国家を作っていく必要があるとのことでした。
そんな中でヨーロッパではすでに1万社あるというソーシャルファームのお話をして下さいました。
社会的に弱い立場の方、傷害のある方、高齢者、難病患者、引きこもり、母子家庭、刑務所からの出所者など、現在2000万人以上いるそうです。そして適切な仕事がないそうです。
公的職場は賃金が極端に安く、民間企業は限界。
そこで社会的企業ーソーシャルファームを作ることが必要と、ソーシャルファームジャパンを設立されたそうです。
社会的意義も高く、政府の成長戦略分野のひとつになるとのことでした。
私の中でまたひとつイメージが膨らんだお話でした!
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