そろそろお休みは終わりですね。十分休養できました!
今日の症例です。
40代女性。だるくて疲れやすい。かみしめている。
平成24年6月初診
まず気診を致しますと、全体に雲がかかったようになっており身体が重いであろうと思われます。かみしめもあって、全身が緊張しています。各関節にも気の異常反応が出ていて、特に下半身が冷えています。
養生アドバイスは、まずは冷え改善で温めて頂きます。温めには湯たんぽがお勧めで熱いと感じたり、汗がじわっと出たら離して頂きます。そしていつもの顎マッサージ。
最近思うに、かみしめているから身体が緊張しているのではなく、身体が緊張しているからかみしめているようです。身体がほぐれてリラックスできるようになればかみしめなくなるんですね。顎先をよくマッサージして、身体にリラックスした状態を記憶させることが大切です。
そして鎖骨下とソケイ部もマッサージします。
これで身体が開いて伸びるようになります。
漢方は、最初、黄耆建中湯が合いました。身体虚弱で疲労しやすい方の漢方です。
遠隔気功で毎日応援致しました。遠隔をしていると、その日のその方の状態がわかるんですね。ですから「いつもより冷えているから温めて下さいね」とか「ちょっと腰に異常反応があって疲れているみたいですよ。よく休んで下さいね」とかアドバイスができるのです。それで無理をして調子が悪くなることが回避できます。
数か月すると次は六君子湯に変わりました。漢方が変わったのに以前の漢方を服用していると気が乱れてくるのですね。それで「あれ!?変わった」と気づくわけです。
1年ほどして、今度は当帰芍薬散に変わりました。
遠隔も毎日から、週に3回、2回と減らし、今は週に1回拝見しています。直接いらっしゃるのは3か月に1回程度になりました。遠隔は自力で調整できるようになるまでの伴走です。
先日病院で検査結果も正常になったそうです。体調もよい状態を保っています。もちろん養生はずっと続けて頂いています。ご自身の身体の声を聴きながら、ウォーキングをしたり、呼吸法をしたりなさっています。
最近では気診の気を感じるようになったようで、「今気を送りましたか?」とメールが来ました。感性が高くなったということでしょうか?身体のまわりの気もきれいな状態を保っておられます。ご自身での調整も可能になりました。この調子で見守っていきたいと思います。
(この症例は内科の先生と共同で拝見しました。ちなみに病名は悪性リンパ種です)
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