昨日はスペシャリスト養成基礎講座10期生の11回目。もうあと1回で卒業です。1年早いです。
その中のお一人が日曜日にぎっくり腰になって、SOSがありました。テーブルの上の物も取れない!!とのこと。気を送りましたところ、動けるようにはなったのですが。
昨日は痛みは残っているものの、結構スムーズに歩いていらっしゃいました。
ぎっくり腰は気診では風邪(ふうじゃ)がついているとみています。身体の中が冷えて、ソケイ部あたりからひっぱられるように腰がくしゃっと曲がってしまうイメージです。
ですから、まずは背骨が伸びるように、太陽病の漢方の気を入れて背部を伸ばします。この方の場合は葛根湯でした。背中側がきれいになります。他に桂麻各半湯などの可能性もあります。
次に季肋部ー肋骨の下ーが硬くなっていないかを気診していきます。とても硬くなっていました。そこが縮んで硬くなっていると身体は前側に曲がってしまいます。ここを弛める漢方は柴胡剤(さいこざい)
小柴胡湯とか柴胡桂枝湯、そして補中益気湯などなど。
この方の場合は、補中益気湯でした。疲れてお腹が冷えたんですね。左の季肋部に反応があったので甘い物食べ過ぎたみたいです。
それらの漢方の気を入れると、腰が伸びて楽になりました!そこまえ症状があるともちろん服用した方がいいですね。薬剤師さんなのでご自身で出せます。
養生はお腹を温めるです。腰が痛い時はお腹を、お腹が痛い時は腰を温めるといいですよ!
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