土日と DENTISTRY、QUO VADIS? という歯科の勉強会に参加しました。これは研究者と臨床の先生方が同じ土俵で話し合い、臨床を研究に繫げ、また臨床に活用するというもので、素晴らしい会でした。私にとっては久々の歯科の会。現在の研究がどんな方向にいっているのか興味がありました。
虫歯や歯周病には細菌が関わっていることは皆さんご存知ですね?しかしその細菌必要があって存在することもご存じでしょうか?今はまだ細菌は除菌とか取り除くことが重要と思われていますが、実は常在菌なので、身体にとっては必要なもののようです。隣人ではなくパートナーだということです。
細菌がついていることと感染していることは違うのです。
これって東洋医学的な考え方だなあと思いました。ホストつまり身体の状態によって細菌が存在していても感染はしない。でも身体の状態がダウンしてくる感染してしまう。
もっと驚いたのは、東京医科歯科大学の竹田秀先生の「神経と骨のネットワークによる代謝調整」というご講演でした。
大腿骨を骨折すると、高血圧や糖尿病、腎疾患、肺疾患を併発しやすい。単独ではなく、関連があることが分子のレベルでわかってきたとのこと。臓器と臓器の間にネットワークがありクロストークしているというのです。
これってやはり東洋医学で言っていることと同じように思いました。ようやくそんな時代になってきたんですね。そしてその中でも骨はとても重要な働きをしているみたいです。
歯科は硬組織つまり歯や骨を扱うので、とても重要なことなんです。
詳細はこちらをどうぞ!
http://www.med.tmd.ac.jp/medicine/list/basic/functional/cell_physiology.html