私が「気診」を始めてすでに16年。
まさか気診が私の中心になるとは思ってもみなかったことです。
初めて気診に出会った頃、歯科診療の中で気診を有効に使えたらいいと思っていました。
しかし気診を知れば知るほど、これは多くの方に知って頂き、そして医療の中に「気」の領域を入れないといけないと思うようになりました。
私が「気診」をお伝えしたい理由をまとめてみました。
①自分で自分を元気にする方法を身につけることができる
気診をしていく中で、効率的に気を改善する養生法を発見することができました。
それが「顎ゆるマッサージ」
気の滞りやすい部分をご自身で流していきます。
たった5つのマッサージを1分ずつ、5分するだけで皆さん
「軽くなった!」「温かくなった」「目がすっきりした」「肩が楽になった!」
とおっしゃいます。
自分で自分の体調を改善できる養生法は、一生もののスキルとなります。
さらに気診の中では自分で自分に気を入れて「気を調える」練習もします。
1年生の後期です。
それができるとちょっとした不調も改善できます。
このあたりまで誰でもできるようになるといいなあと思っています!
②今はまだ医療の中に入っていない「気」を医療に入れることで、現在原因不明の病気の解明、改善ができる
医療がとても進歩したといってもまだまだ原因がわからないもの、治療法が見つからないものがあります。
「気」の領域は未だ医療に入っていません。
この「気」の中にヒントがあると私は考えています。
当院にも西洋医学の先生から「気診」をしてほしいと患者さんが紹介されてくることがあります。西洋医学的なことはし尽して、それでも改善が見られない方です。
そういう方はたいてい「エネルギー不足」です。
西洋医学の考え方の中に、ご自分のエネルギーを増やすという治療はありません。
呼吸や食事の養生と、漢方がその応援をします。
つまり自力を上げることです。
医療の中に気の概念を入れること、それがミッションの1つと考えています。
③人間が本来持っている能力を開花し、自分の中の可能性が大きく広がる
先日ご紹介で青森から見えた患者さん。
疲れていらっしゃいました。
漢方を手に持った途端に顔色がよくなり元気に!
その後お電話があり、
「不思議なことの連続です!漢方を飲んだら身体の中で蓮の花が開いていくのを外から自分が見ていた」
その方にはもうご自身の中の何かが開く時だったのだと思います。
気診と漢方がきっかけになった。
そう考えています。
その方は青森から毎月気診を習いに来ることになりました。
こういう方には言葉は必要ないんです。
あうんの呼吸ですべてが伝わる。
小田先生があまり言葉にされなかったのもそういうことなのかもしれません。
小田先生のご著書「気と気診」には
「己の仏性に目覚めること」
それが気診の目標と書かれています。
自分の中の可能性が花開く時、本当の意味での人生の満足を味わうことができるのではないでしょうか?
そのことを心に留めながら、今期も「気診」をお伝えしていこうと思います!
新しい講座のスタートの日に!