問診と気診。
それでおおよその状態を把握します。
これを病態把握と言います。
その気の状態に合わせてまずは漢方を決めていきます。
なぜ漢方が先かというと、漢方が決まると一体どこが弱っているのか、何が問題なのかがわかりやすくなるのです。
どの漢方で気が調うか、それがその後の養生指導につながります。
漢方まずは“風邪(ふうじゃ)”の漢方の選択です。
身体のまわりにもやもやと霞のような気の異常があれば風邪(ふうじゃ)ありと判断します。
この風邪(ふうじゃ)がなかなか厄介で、これが被っていると身体が重い、疲れやすい、だるい、何も考えられない、冷える、痛いところがある・・・などなど様々な症状が起こるのです。
まずは風邪(ふうじゃ)を取ること、その風邪(ふうじゃ)が一体どこまで身体の奥に侵入しているかを漢方を合わせて調べていきます。
ふうじゃがうまく取れないと結果はうまくいきません。つまり気診では自然治癒力はアップしないとみています。
更に厄介なことに風邪(ふうじゃ)は毎日毎時間くっついたり離れたりコロコロと状態が変わります。
ちなみに風邪(ふうじゃ)は一般にいう風邪(かぜ)とは違います。鼻水もないし熱もありません。
天クリニックでは気を調えて自然治癒力をアップしています!
(つづく)