2月3日(日)に開催された東方医学会のシンポジウムに参加してきました。
大変興味深い内容が多く勉強になりました。
今回とても興味があったのが「気」の測定をして東洋医学の機序解明を試みられている名古屋大学の川瀬晃道先生の発表です。
お父様がナショナル(現パナソニック)に勤務しながら、生気法という気功法で多くの方を治されていたそうで小さいころから気が当たり前の環境にいらしたそうです。
色々調べてみると、汗腺がヘリカルアンテナのような構造でその下のマイスナー小体がその発信器ではないかというお話でした。その構造は人やサルだけがもつそうです。
「外気は数百GHz帯のどこかに存在する電磁波であり、汗腺ヘリカルアンテナ(経穴)から送受信され、汗腺の下のマイスナー小体がその発振器であり、そこから延びる神経が経絡である」という仮説を立てていらっしゃいました。
そして先生は気功師が出すものは電磁波でミリ波、サブミリ波ではないかとおっしゃっています。
そこで講演終了後、先生とお話させて頂いたのですが、先生の測られているのは武術系の気、中国では剛力というそうです。
私のような意識を使う気は法力というらしく、先生が測ろうとされている機械では測れないとのことでした(残念)
でも少しずつは「気」の研究が進んでいることに喜びを感じた次第です!
今回は地域連携の可能性というお話がメインテーマで、東洋医学に理解のあるお医者さんがいらっしゃると鍼灸師さんとの連携が可能ということがよくわかりました。
そしてそれが高齢化社会にとって重要なテーマであると改めて認識しました。
また埼玉県の山口病院、精神科部長の奥平智之先生のお話はとても興味深いものでした。
先生は「食べてうつぬけ」という本を書かれています。
足りない栄養素を調べて、補うことによりより改善しやすくなるというご意見です。
健康診断で血液検査でオールA。
でも栄養の問題で心身に不調のある人がいらっしゃるそうです。
気診でみている未病と同じですね。
うつや不安には鉄、タンパク質、ビタミンB群、亜鉛、ビタミンDの不足が
不妊にはビタミンB群、D、Eの不足が
アトピーには亜鉛やタンパク質、ビタミンB群の不足が、
あるとのことでした。
血液検査をして薬の前に栄養からのアドバイスをしていくそうです。
本当に大賛成です!!
少しずつではありますがこういう医療のネットワークが増えているように感じました!