(千葉県柏市の空 By H.K)
気診は自己養生が基本です。患者さんが、自ら自分の身体を養生する方法を教わり、患者さんがそれを実行続けることで、症状は改善し始めます。
10年20年に渡る辛さであっても、和らぎ始めるのです。
自己養生法の指導をした後、さらにその効果を高めるために、漢方薬を選び、必要な場合はサプリメント的なものも勧めたりすることもあります。
漢方を選ぶのも気診です。150種類近くある漢方薬エキス剤の中から、ベストの1~3種類を選別します。(ベターではありません。一つの本命を選び出します)
そして勧める服薬量は、おどろくばかりの少量です。選別できた漢方薬を、いつ飲むのか?1回にどれだけの量を飲むのかも、気診で判断していきます。朝に飲む、一日に数度飲む。就寝前に飲む、いろいろなケースがあります。1か月分の処方が、だいたい3包から5包です。きっと、そんな少量で効果があるわけないと思われるでしょうが、効き目を確認してみてくださいとしか言えません。少量でも効果があるのは、私もそのような形で飲むだけでてき面に効果出ること実感しています。ただクリニック事務局長としては売り上げになりませんので泣けてきます。
時には、サプリを勧めることもありますが、これも気診で必ず確認してから、飲み方も気診で判断して、少量をすすめることになります。
左羅先生曰く、弱っている人は消化器系も弱っているのでたくさん飲んだら胃腸が動かなくなってしまうとのことです。消化吸収できなければ意味がないのだそうです。
(つづく)