今日のダライ・ラマ法王のお話はよかったです。
私がなぜ法王のお話を聴きたかったかというと、法王はとてもきれいな気をお持ちなんですね。そういう方は、現状に対してどのように対応したらよいか(個別のことではなく全体に関して)という知恵をお持ちなんです。
生のお言葉でそのヒントを知りたかったのです。
オープンニング スピーチでそのことをお話頂きました!
村上和雄先生も
「何度も法王のお話を聴いたが、今日が一番素晴らしかった」
とおっしゃるほど、核心をついたお話をされていましたので、ご報告致します。
法王は子供の頃から科学や技術に興味があったそうです。
1967年に初めて来日した時も、新幹線がどんな風に作られているか、中身はどうなっているかなどとても興味深かったそうです。
実はブッタも、私の教えを信じるなら調べてからにしなさいと盲信することは弟子にさせなかったそうです。文字通り受け取ってはいけない、本当のことを自分で知ることを教えていたそうです。
法王もご自分のお弟子さんに、科学を勉強するように指導しているそうです。
科学が発達してきましたが、20世紀は破壊、暴力の世紀でした。
科学は悪いものでしょうか?
そうではありません。
科学を使うユーザーが使い方を誤ったんですね。
済んでしまったことは変えられません。
ではこれからどのようにしたら、思いやりに満ちた楽しい心を持ち、ヘルシーな身体を持ち、平和で調和のある世界を作ることができるのでしょうか?
ブッタの教えはどうやって我々の心を変えるか?ということです。
それは訓練し意識性を変えることに変えることができます。
日本は今世界で2番目に自殺者が多い国です。
一番目は福祉国家と言われるスウェーデンだそうです。
なぜネガティブな気持ち、怒りを持ち破壊力を持つ人が多いのでしょうか?
どの宗教であっても主たる目的は同じです。
対話によって、知見を広げ、教育によって思いやりの心を持った人々を増やすことが重要と考えています。
かいつまんだお話でわかりにくいかと思いますが、そのようなお話でした。
後半の科学者の先生方との対話でも時間がオーバーするほどの白熱ぶり。そして法王が本当に科学を詳しく勉強されていることがよくわかりました。
現実に立脚して、今後どうしていくかそれが課題であるということを何度もおっしゃっていました。
そして目に見えない微細な存在があり、五感でも捉えることのできないもの、純粋な意識作用によって捉えられる虚空のような存在があるとのこと。
気のことのようですね!
最後に講演された先生が、福島での法王のお言葉を紹介されていました。
「前を向いて改めることこそが肝心!逆境をチャンスに変える」
コメント