噛みしめていると身体の色んなところに不具合が出てきます。
でも何で噛みしめちゃうんでしょう??
私は“気診”という方法で身体の滞りを診ることができるので一体どこが問題なのかわかるんですね。
特に具合が悪くて内科の先生方と拝見している患者さんを診ると、皆さんお腹の中が冷えている。
そこで湯たんぽなどで温める養生法に加え、お腹の中を立て直す漢方が必要になるんです。
とってもエネルギーがなければ黄耆建中湯
それより少しましなら小建中湯
そして更にエネルギーダウンしていたら補腎剤もちょこっと加える必要あり
八味地黄丸や六味丸
こういった漢方で徐々に中から温まってくると「噛みしめ」が改善してくる。
そこで思うに、お腹の中が冷えていると、腹直筋が緊張して身体がくの字になり、歯と歯を当てなければ身体を保てない。つまり安静位(上下の歯と歯が2,3mmあいている状態、身体がリラックスする顎の位置)を維持できないようです。
噛みしめを改善しないと不定愁訴が改善しないのですから、お腹の中を温めなければいけないという構図になります。
でも顎とお腹の中の冷えが関わっているとは誰も思わないですよね!
噛みしめ症候群も冷え改善が第一です!!