講座でとても大切な陰陽五行。臨床の中でもとても役立てています。
噛みしめていれば顎が弛むように、口がぽかんと空いていればちゃんと閉じられるようにご指導するのですが、気血水に滞りがあったり五臓がエネルギーダウンしていたりするとなかなか改善がうまくできません。そこで漢方を使うのですが、例えば問診の中で、食欲がないとか気持ち悪いことがあるといえば、あー水の異常かもと思うわけです。
また眠れないというところに丸がついていればいえば肝気が滞っているのかなと思い、耳に異常といえば腎の機能ダウンかなとイメージできるわけです。
また不安や恐れも腎が虚しているのかなと考えます。五行の絵がしっかり身についてくると一体どこの臓腑に問題があるのかとか、この愁訴なら気血水ならどれとすっとイメージできます。
東洋医学のものの見方の面白さ、そして異常を捉えるだけでなく改善の方法があることが素晴らしいなといつも感じる次第です!