京都に行ったので久々に東寺に寄ってきました。
加古川の小田先生の所へよく行っていたころは、途中下車して通ったものです。
秋の特別公開。絵巻が展示されていました。
そして毎月配布されている「お大師さまのおことば」には以下のことが書いてありました。
およそ一切の病は貪・瞋・癡(とん・じん・ち)の煩悩より生ず
(秘臓記)
煩悩とは、自分を煩わせ悩ませる心です。基本の「貪・瞋・癡」は三毒といって、毒のように私たちの心と体を害します。
貪は、むさぼりの心。
瞋は、いかりの心。
癡は、本当のことを知らないおろかな心です。
煩悩を完全になくすことは難しいですが、少しでもおさえることが仏教の目標です。
本当の敵は、自分の中にいるのですね!
と書いてありました。
空海ーお大師様が病気の原因を自分の心の中にあるとおっしゃっていたのはすごいことですね。
怒ると気が乱れることは、気診をやっているとすぐわかります。
きっとお大師様には見えていたんでしょうね。
最後の煩悩を少しでもおさえることが仏教の目標ですという部分については、異論があります。
個人の欲に埋没するのはよくありませんが、地域とか社会、国、地球とか大きな立場の一員としての欲(ビジョンとでもいいましょうか)は必要だと思っています。
個人の欲は、小欲。そうではなくて大欲を持って生きたいものです
コメント