寒い日が続いていますね。乾燥しているので喉に注意ですね。湯気、うがいお勧めです!
さてこんな患者さんが見えました。
「他でみてもらったら、娘に何か憑いているって言われたんですが、どうしたらいいでしょう?私真っ暗なトンネルの中にいるみたいで」
(「ん??ここはクリニック。確かに気の診断はするけど、ちょっと違うかなあ~。」)
と思いつつ、でもいらしたのでまずはご本人を診るとことに。
どちらかというと口呼吸で、体も重そうで、力がないです。
「まずは養生が大切で、エネルギーを復活させましょうね。そうしたら身体も軽くなって色々なことに対処できるようになりますよ。顎から治していきましょうね」
といつもの頭、顎、鎖骨下、ソケイ部のマッサージをご指導。ちょっと身体が軽くなってきました。
続いてお嬢さん。写真で拝見すると、
「う~ん。私には何か憑いているようには見えないけどなあ。いい子じゃない??」
「そうなんですよ。数年前の受験の時からおかしくなってしまって・・・。暴れるんです。それまではとってもいい子でした」
とお母さんはびえーんと泣き始めました。
「あのね、まずはお母さんが元気にならないとね。それから対応考えましょ」
しばらく話して、ちょっとすっきりしたのかちょっと元気になって帰られました。
その時ひとつわかりました。
気診ではその人本人の気をみているんですね。だから周囲についているものにアプローチするのではなく、ご本人の気を高めて調えて元気にしていくんですね。
ご本人が変わらず、周囲についているものをいくらはらっても、一瞬よくなってもまた同じことになってしまうんですね。
だから本人が養生して、本人が心持ちを変えていかなければ本当にはよくならないんですね~。
みているとこと、アプローチする対象が色々あるんだなとわかった症例でした!
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