梅雨入りですね。毎日雨だとちょっと憂鬱ですね。雨も大事なんですが。
カウンセリングの時にちょっと注意していること。それは私が判断しないということです。
例えば先日、「もう早く父にあの世にいってほしい!」というお話を聴いたんですね。そういう時「そんなこと考えちゃよくないです」とは言わないんです。
何故かというと、私はその人の人生体験をしていないわけで、その人がそう考えるに至った経緯を知らないのです。ですからその人がそう考えてしまうようなたくさんの出来事の積み重ねを私が経験したとしたら、もしかしたら同じことを考えるかもしれないと思うのです。
人は簡単に他の人を評価や批判しますけれど、その人の代わりにその人生を生きることはできないので、安易に判断していはいけないと思っています。
ただただ話を聴いて、いつかその人の心の塊が溶けることを願います。実際には思いを乗せると重くなってしまうので、聴くだけで私の中で流してしまいます。
そんなことを考えるからひどい人だなどという評価をしないから、私の前でいろいろお話してくれるのかもしれません。その部分が氷解しないことには「かみしめ」が治らないように思います。