1900年にマックス・ブランクはドイツの物理学会において「珍妙な理論」を発表した。そしてその日こそが後に記念すべき「量子論の誕生日」とみなされるようになったと言われている。
「観測者(人間)は、観測対象に対して影響を与える」
「観測対象は、観測者(人間)によって影響を受ける」
当時の多くの科学者によって「まやかしの学問」などと揶揄されるまにになった。
ところが、19世紀のはじめに、トマス・ヤングの「光による干渉効果」の実験によって、「光は波の性質を持っている」ことが発見され、さらに19世紀の後半になって、マイケル・フェデラーやジェイムス・マクスウェルらの研究によっても「光は電磁場における波、すなわち電磁波であり、波動性を持っている」ことが確認された。
そればかりか、その後、ブランクによって「光は量子(粒子)である」ことも発見された。
「光は波であると同時に粒子でもある」 (「量子論から科学する見えない心の世界」 岸根卓郎著)
新たなことが明らかになるには長い時間が必要ですね。今の常識は、未来の常識ではないかもしれませんね。