50代男性、急に右の顎が痛くなった。気診をしてみると冷えあり。風邪(ふうじゃ)と思われる。
ご本人には風邪の自覚はありませんが、たいてい急な症状は風邪(ふうじゃ)がくっついたと診るよう、気診の師匠の小田一先生から言われました。
特に右の脇腹あたりの冷えを気診でき、漢方は柴胡桂枝湯。鍼灸の先生に鍼で風邪(ふうじゃ)を取ってもらいました。激痛は治まり鈍痛に。つまり右の脇腹の冷えと、右の顎関節が関係していたのですね。
そして翌日には痛みはなくなったと連絡がありました。何かで胃腸が冷えたんでしょうね。
胃の冷えだったら六君子湯(りっくんしとう)や呉茱臾湯(ごしゅゆとう)、あまり使ったことはありませんが人参湯などもよいかもしれません。
身体のどこの冷えが元で、症状が起こっているのか、またどこが滞っているからなのかという見極めが大切です!気診力を磨いていくとその目が養われていきます。
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