急に寒くなりましたね。体調崩さないようご注意ください。
さて気の次は“水”の異常です。
水の異常にも「足りない」と「滞っている」があります。
水毒とか水滞はよく聞きますが、陰虚(水が足りない)はあまり聞かないかもしれません。
しかし水不足で具合の悪い方が多いと思っています。
一番わかりやすい症状は「口渇」
口が渇きませんか?
また目が乾く。
皮膚がカサカサしてかゆい。
これらは陰虚です。
実は水毒より改善が難しいと感じています。
一度乾燥してしぼんでしまった細胞が元に戻るのは結構大変です。
水分を上手に取って(冷たいものを大量に入れても尿で出るだけで回りません)
しっかり呼吸で気を回します。
気が主導的に水や血を巡らせますから、すべてに於いて呼吸が大事です!
多くの場合「腎」が落ちて回す力が足りなくなっていますから、腎を元気にすることが必要です。
以下まとめです。
【陰虚】体の潤い不足。水が隅々まで回っていない
(症状)のどが渇く、目が充血する、便秘がち、ストレスを感じやすい
イライラ、のぼせやすい、ほてり、微熱っぽい、寝汗、肌の乾燥、かゆみ
特にホルモン療法を行っている人は陰虚になりやすい。
(養生)湯気を吸う、適度な水分を取る、
ミストサウナ、過労や運動のやりすぎ、お酒の飲みすぎは注意
睡眠をしっかり取る。身体に熱がこもっている場合は少し冷やす
水の巡りをよくするために、呼吸法をする
汗のかきすぎるスポーツはダメ
(漢方)潤わすもの
六味丸(腎を元気にして水を回すエネルギーを入れる)八味丸
麦門冬湯、炙甘草湯、滋陰降下湯、滋陰至宝湯
生脈宝(人参、麦門冬、五味子、黄耆)
(ツボ)腎のツボ
つづく