本日よみうりホールでダライ・ラマ法王をお招きして、第三回次世代のためのシンポジウムが1100名の方々が集まり行われました。大会実行委員長の村上和雄先生のご挨拶から始まり、ダライ・ラマ法王の基調講演。
法王は人類が生き残るためにそして唯一のふるさと地球を守るために何をするか、という視点で多くの人が動かなければいけない。人間の生活スタイルが環境の変動に大きく関わっていることを強く認識しなければならない。環境が命の一部であることを知る!!必要がある。知ることはとても大切。
大切なのは人間性。誰もがハッピーライフを送れるように皆が考え行動する。素晴らしい頭脳があるのだから、建設的なことをすべき。人類がひとつであることを認識する。
怒りや恐れの感情は免疫系に影響する。リラックスしていると怪我が治る速度も変わる。人間は本来ポジティブなんだと!そしてすべての宗教を信じる人も信じない人も他者に対する幸せを分けるということを共通の認識にすればよいというお話でした。
東京大学の名誉教授山本先生も地球生命への尊敬の念の欠如が今の環境破壊を引き起こしている。科学や技術をいかに適切に使うかが大切。回避できる方法は慈悲の心を持つこと。そして倫理観をもった団体を作り科学を適切な方向に導くべき。
植林の宮脇先生は入院中で欠席で、代理の方がお話。世界に4000万本を植えている。「命を心を文化を守るために木を植えましょう」という宮脇先生のメッセージをお話になりました。
遺伝子の村上先生も心の働きが大切。ひとりぼっちのネズミは攻撃的でストレスに弱くなる。2匹でじゃれあっているネズミや人間がコチョコチョくすぐっているネズミは脳からドーパミンが分泌して、やる気や幸福感を感じる。遊びはとても大切というお話を伺いました。
科学の進歩と宗教的な感性が大自然の調和とシンプルで慎み深い生活を作るでしょうというお話でした。
次は実践。そんな場を作っていくことが大切と思いました。以下環境宣言が読まれましたので添付致します。ご希望の方にはコピーして差し上げますね。