気診に出会って20年になります。
歯の痛みが取れにくい人は身体の調子が悪いなあと思ったのが、全身のエネルギー(気)への興味に向かうきっかけです。
最初の頃の7か月、小田一先生のクリニックで毎日6時間見学させて頂きました。
ただただ見ているだけ。
でもこの経験がなければ、気診を続けていなかったかもしれません。
私の中にしっかりと「気診の気」の基礎が根付いたように感じます。
そこから約10年間、年に5回の研究会に京都や神戸まで通いました。
その前後の日にはまたクリニックで見学です。
見えない世界の技術は、知識や単に真似ての練習ではできるようになりません。
同じ空間で気を感じ、気を身体に覚えさせて掴んでいくしかないのです。
ある時上の先生に言われました。
「あなたは小田先生の話を聴く時、目を閉じますね」
それはつまり視覚などの五感ではなく、気を感じながら先生のお話を頭ではなく、肌で(今思えば気で)捉えていたようです。
今「気診の学校」では、一緒に座禅をして気を掴んで頂き、同じ空間で気を捉え気を調える練習をしています。
最初はバラバラだった気が月を追うごとに揃ってきます。
自宅でもどこでも一人でできるようになるのが、その先の目標です。