(福島県からみた出羽三山修験道の空 By S.T)
しかし、やはり無理は禁物です。気診と出会った記念すべき日の翌日は、疲れ果てて起き上がれませんでした。あれは夢だったのかと思うほどに…。
小倉先生の懐の深さは誰もが知るところですが、講座後先生は、「具体が悪くなったらいつでもメールしてね」とおっしゃってくれていました。
藁をもつかむ思いのわたしは、さっそくメールでSOS。
すると即レスにて、「いま気を送ります!」
「なんだ、なんだ?」と思うまもなく、講座のときに感じた、あのあったかい感じが身体に流れます。さらに肩のあたりがすっと楽になって、重苦しい疲れが消えていきました。
それから、講座と個別治療のために、先生のもとに通うこととなりました。
気診のあとは、必ず体調がよくなります。身体に覆い被さっていた重苦しいものが消えるような感覚です。そして、しばらくするとまた戻る…。SOS応答には、何度もお世話になりました。
そんな毎日を過ごしているうちに、だんだんと体調がよい時間が増えていきました。小倉先生がよくいっていました。「薄皮を剥がすように少しずつよくなっていますね」と。
まさにその通りでした。
(つづく)